2015年7月10日
今回はタイトルの通り、激狭ワンルームのリフォーム術について
まとめていきたと思います。
実際に所有している物件の1部屋。
4m×5m=20㎡の部屋。
特別狭そうには見えませんが、これが専有部分の全てなのです。
これを区切っていくと…
ベランダが1/3以上。
生活スペースとして使えるのはまさに4畳半。
この4畳半でどの様なリフォームが出来るのか。
まず、この極狭物件が都心のど真ん中であれば、ある程度の家賃が取れるでしょうし、
需要も充分見込めます。
それであれば大規模なリフォームをしてベランダを縮小して部屋を広げたり、
おしゃれなサンルームを作るというのもありかもしれません。
しかし、ワンルームの相場が3万円台というようなエリアで
こんな大規模なリフォームをしても、それに見合った家賃も取れませんし、
空室が埋まるかどうかも分かりません。
それであれば、あまり費用をかけずに貸せるようにするということが
最善ではないでしょうか。
①最低限の原状回復だけ行い、相場より安めな賃料で貸す
賃料重視の人であれば住居として借りる方もいるでしょうし、
近くで働いている方のセカンドハウスやお父さんのちょっとした隠れ家的な感じで
借りる方もいるかもしれません。
原状回復だけですから、これで埋まらなかったら一工夫加えるというのも
いいかもしれません。
②小物やデザインで工夫して相場+数千円程度で貸す
アクセントクロスで部屋が広く見えるような色合いにしたり、
鏡やレール照明を使って奥行きがあるように見せたりちょっとした工夫で
多少広く見せることも出来ますし、デザインにこだわることで相場より
少し高めに設定することも出来る可能性があります。
これくらいであれば、原状回復費+1万円~取り入れることが出来ます。
③家具家電付きにして相場より賃料アップ
学生や転勤の多い方のひとり暮らしの場合、
手ぶらで入居して手ぶらで退去したいという希望もよくあります。
極狭なので、おける家具家電も限られてきますし、
ただ狭い部屋を内覧しても「狭い」という印象しか残りません。
①②に比べると費用はかかりますが、一番家賃は高く設定出来ると思います。
単独した狭い部屋というのは、広さを変えることが出来ませんし、
その大きさの中でいかに工夫してコンセプトをつけて募集活動していくかが大切です。
はじめに例にあげた物件もこれらのアイディアを手本にリフォーム中です。
出来上がりをご紹介できればと思います。