【Q＆A　Vol44】退去時トラブル！どのように対応すべき！？ | 不動産投資家コミュニティ＆スクール「これから大家の会」

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みなさんこんにちは。岡田のぶゆきです。
福田まさえです。

それでは質問にいきたいと思います。

Q.退去時のトラブルで困っています。約5年入居されていた方の立会をしました。
明らかに故意、過失と見られるフリーリングの傷やクロスの剥がれなどがありました。
賃借人に請求した所、入居当初からあったものだと言い張り、支払いを拒否されています。
私自身この物件を購入したばかりで、以前の管理会社にも確認したのですが、
分かる方もおらず、
入居当時の部屋の写真もないとの事です。
保証会社にも加入しておらず、連帯保証人もいない為、
本人に請求するしか方法がありません。
本人に納得してもらい支払ってもらう方法はないでしょうか。



それに対してこう答えました。

今一度、賃貸借契約書の内容確認をしてはいかがでしょうか。
入居当初から傷やクロスの剥がれを承諾して入居という一文があるのかどうか、
また退去時についての対応等の記載について確認してみて下さい。

入居当初からということであれば記載等があるはずです。
特にない記載のない場合は、判断がつかないのでお互いの納得いく形での話し合いに
なるケースが多いです。

しかし、入居者には「入居当時から原状回復を要する傷であれば
契約書に記載があるはずである」という点と、「本来であれば明らかな過失である場合は
退去時精算をしている事」「今回の状況はそれに該当する」という内容を伝えたうえで
費用の折半や譲歩出来る範囲での交渉になると思います。

敷金があるのであれば敷金で対応するなど入居者の状況をみての判断がいいかと思います。

非常識に支払いを拒むようであれば、法的処置や回収業者という手段もあります。

どうでしょうか。

（福田）少なからずそういった方はいると思うので、
こういうケースにはこういう風に対応するなど
ある程度方法などをご自身で持っている方が安心で、
対応もすぐできるかなと思います。

（岡田）そうですね。
ただ5年間入居しているということはそれだけ内装の評価も下がってしまっているので
フローリングの傷、クロスの剥がれといっても中々請求しにくい部分もありますね。

ただ、壁に穴が開いているや、設備が明らかに故意に壊されているというものについては
当然支払いを請求する権利があると思います。
当然入居する時に写真がなかったとしても、壁に穴が開いている状態で
入居しているわけではないので
穴が開いているのはそちらがやったことということは明白なので、傷の度合いによっては、
入居も5年という所を踏まえながら交渉していくという感じですね。
ただ5年も入居しているとあまり取れないということ前提で、
明らかな破壊というもの以外は難しいと考えるべきではないかと思います。

参考にしてみて下さい。