【Q＆A　Vol64】契約後に入居キャンセルの連絡！仲介の責任は？ | 不動産投資家コミュニティ＆スクール「これから大家の会」

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みなさんこんにちは。
岡田のぶゆきです。
福田まさえです。

 

それでは質問に移ります。 

 

Q.ファミリータイプの区分マンション（2LDK）を所有しております。
空室期間が1ヶ月経ち、入居希望者が現れました。
しかし、賃料の交渉はなかったものの、リビングと洋室1部屋にエアコンをつけてほしいとのことでした。
契約と同時進行でエアコンの取り付け工事も進め、先にエアコン取り付けが完了したのですが、
その後になってやっぱりキャンセルすると言われました。
このような場合、この入居希望者や状況を知りながら他の物件に入居付けした仲介業者に対して
何か請求すること出来ないのでしょうか。  

 

それに対してこう答えました。

キャンセルされた時点で、契約書を交わし、決済金入金、重要事項説明も終わっているのであれば、
すでに契約が成立したとみなされ、入居前でいかに契約の効力が生じていないとはいえ、
借主の債務不履行になり、民法第415条の規定に基づいて
借主に賠償請求をすることができるとされていますが、全てにおいて当てはまるとは一概に言えません。

また今回は、仲介業者の方も事情を知りながら他の物件に入居付けした事もあり、
きちんと貸主に説明していなかった事が原因で起きてしまった事でもあり、仲介業者の責任も問われます。

こういった大家さんと仲介業者さんのトラブルで裁判になったケースも多いです。

一度双方にどういった経緯でこのようになったのかきちんと説明してもらい、納得がいかないようであれば
専門家に相談する方がよいでしょう。 

 

（岡田）どうでしょうか。

（福田）こういったケースもあるんですね。
でも仲介がきちんとしていかなったような気もします。
入居者自身の意識も低いですね。

（岡田）オーナーとしてはそれが条件だということだったので、
こういった場合は契約書をもとにエアコンを取り付けたことについて、
エアコンはどういう扱いになるかということをきちんと話をしていった方がいいですね。
あとは仲介業者さんはまた今後の付き合いもあって、入居者さんも変な人でたまたま仲介業者さんも
悪いお客さんに当たっただけだという場合であればエアコンもその後使えるわけなので
穏便にすませて、次の募集の時にエアコン付で募集をかけたら決まりやすいかもしれないので
その方がいい場合もあります。

なのでまずは仲介業者さんとよく話し合うことですね。

仲介業者さんがどういう考えを持っているのか、どういう経緯でそうなったのか、
今回のエアコンの件についてはどういう風に思っているのかということをまず聞いて
話し合ってみたらいいと思います。

 

参考にしてみて下さい。